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設備の導入方法の選び方

設備の導入には、リース・現金購入・レンタル・割賦の4つの方法があります。

どれを選ぶかは、使う期間、所有の希望、導入時に使える資金、途中で不要になる可能性によって変わります。

自社の使用予定に合う方法を、順に比べてみましょう。

利用条件を整理し、候補を絞る

当てはまる条件から、比較する導入方法を絞りましょう。

短期間だけ必要期間・台数が変わる可能性がある

レンタル

返却や台数変更の条件を比べる

最低利用期間・中途返却の条件を確認
数年間使う見通しがある初期支出を抑えたい最終的な所有にこだわらない

リース

使用予定・更新周期と契約期間を合わせる

中途解約の制約・満了後の扱いを確認
長く使い、自社で所有したい購入資金を確保できる

現金購入

使用期間や更新時期を自社で判断する

購入・保守・処分までの総額を確認
最終的に自社で所有したい設備代金を分割で支払いたい

割賦

分割払いと最終的な所有を両立する方向で検討

所有権移転の時点・支払条件を確認

設備の利用予定期間

数日から数か月だけ必要なら、短期利用や返却に対応するレンタルがおすすめです。

数年間使う予定があり、機種や仕様を自社で選びたいなら、リースを検討してみてください。

設備を所有して長く使い続けたいなら、購入が向いています。

設備を所有する必要性

設備を最終的に自社の所有物として使い続けたいなら、現金購入や割賦が適しています。所有権が留保される割賦契約では、完済など、契約で定めた条件を満たした時点で自社へ所有権が移ります。

所有にはこだわらず、必要な期間使えればよいなら、リースやレンタルも検討できます。

導入時に使える資金

現金購入では、導入時にまとまった資金が必要になることがあります。

運転資金や別の投資にお金を残したいなら、契約期間にわたって支払えるリースや割賦を検討しましょう。

購入資金を使っても支障がなく、総支払額を抑えたい場合には、現金購入が適していることもあります。

契約途中の変更の可能性

数年後も使い続けるか分からない設備では、途中で不要になった場合の支払いが問題になります。

ファイナンス・リースは、原則として中途解約ができません。

事業規模や必要台数が大きく変わる見込みなら、返却や台数変更に対応するレンタルと比べてみてください。

設備の更新頻度

PCなどのIT機器は、性能やOS、セキュリティ要件に合わせて、定期的な更新が必要になることがあります。

次の更新時期まで使う前提で、契約期間や支払額を比べましょう。

オフィス家具のように長く使える設備は、短い周期で更新する必要があるかも検討してください。

4つの導入方法の比較

判断軸リース現金購入レンタル割賦
初期のまとまった支出抑えやすい大きくなりやすい抑えやすい抑えやすい
利用期間数年など継続利用向き長期利用と相性がよい短期・変動に対応しやすい数年など
設備の選択利用企業が選びやすい自由度が高い在庫から選ぶことが多い利用企業が選びやすい
最終的な所有契約による自社所有原則レンタル会社所有を前提にしやすい
中途の柔軟性低い傾向高い比較的高い契約による
総支払額条件確認が必要比較しやすい利用期間次第条件確認が必要

リース

初期のまとまった支出
抑えやすい
利用期間
数年など継続利用向き
設備の選択
利用企業が選びやすい
最終的な所有
契約による
中途の柔軟性
低い傾向
総支払額
条件確認が必要

現金購入

初期のまとまった支出
大きくなりやすい
利用期間
長期利用と相性がよい
設備の選択
自由度が高い
最終的な所有
自社所有
中途の柔軟性
高い
総支払額
比較しやすい

レンタル

初期のまとまった支出
抑えやすい
利用期間
短期・変動に対応しやすい
設備の選択
在庫から選ぶことが多い
最終的な所有
原則レンタル会社
中途の柔軟性
比較的高い
総支払額
利用期間次第

割賦

初期のまとまった支出
抑えやすい
利用期間
数年など
設備の選択
利用企業が選びやすい
最終的な所有
所有を前提にしやすい
中途の柔軟性
契約による
総支払額
条件確認が必要

※実際の条件は契約・提供会社・設備によって異なります。

リースを検討する複合機

リース:数年間使う複合機

購入を検討するオフィス家具

現金購入:長期利用する家具

レンタルを検討する短期PC利用

レンタル:短期プロジェクトのPC

割賦を検討する長期所有設備

割賦:長期所有を想定した設備

判断例1 複合機2台を5年間使う

複合機2台を5年間使う予定で、途中の台数変更や利用終了を見込まず、所有にもこだわらないなら、リースが適しています。導入資金をほかの用途に残し、月々支払えるためです。購入資金を用意でき、5年後も所有して使い続けたいなら、購入を優先して比べましょう。どちらも、使用期間、総支払額、保守、終了時の条件をそろえる必要があります。

判断例2 応接家具を10年以上使う

10年以上使う予定があり、自社で保有しても支障がなく、購入資金も確保できるなら、現金購入がおすすめです。

判断例3 半年間だけPC20台が必要

半年で終わるプロジェクトに必要なPCなら、レンタルがおすすめです。

半年後に返却して台数を減らせる契約なら、継続利用を前提とするリースより予定に合います。必要な仕様の20台を借りられるか、配送・返却にいくらかかるか、延長できるかによっても判断は変わります。

期間限定のチームに、必要なPCをまとめて用意
短期プロジェクト用の複数のノートPCを、運搬ケースから出して確認する担当者
利用予定:半年間必要台数:20台

判断例4 最終的に設備を所有したい

一括払いを避けながら、支払い後も所有して使い続けたいなら、割賦を検討してみてください。

完済時に所有権が移る条件と、月々の支払額・総額を確認しましょう。一括で支払えるなら、現金購入とも比べられます。

見積もりを依頼する前に、次の項目を書き出しておくと、使用予定に合う案を比較できます。

記入例:複合機2台を5年間使う。導入時の資金を残したく、期間中の台数変更は見込まないので、リースを第一候補にする。見積もりで確かめたいのは、購入との費用差、保守の範囲、終了時の条件。これは説明用の例で、実際の相談事例や提示条件ではありません。

  1. 何を導入するか
  2. 何年使うか
  3. 最終的に所有したいか
  4. 初期にどれだけ資金を使えるか
  5. 途中で不要になる可能性があるか
  6. 更新頻度はどのくらいか
  7. 総支払額と保守条件はどうか

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