デスクの奥行きの選び方
机の横幅は足りていても、モニターの台座やキーボードを置くと、手前に書類を広げられないことがあります。デスクの奥行きは、機器の置き方と、手元で行う作業に合わせて考えてみましょう。

奥行600・700mmの使い分け
オフィスデスクには、奥行600mmや700mmのサイズがあります。前後に置く物が少ない席と、モニター・入力機器・書類を一緒に使う席で、選ぶ目安が変わります。
| 奥行き | 使い方の目安 |
|---|---|
| 600mm | ノートパソコン中心の作業、資料を横へ置いて使う席 |
| 700mm | 外部モニターを置き、手前にキーボードや資料の場所を取る席 |
奥行きが100mm増えると、前後の作業面にゆとりを持たせることができます。紙への記入が多い席では、キーボードの手前に必要な場所を取れるかが、広さを比べるポイントです。

モニターの台座と手元の作業面
外部モニターは、画面本体の厚みだけでなく、台座も前後の場所を使います。台座が大きいと、キーボードや書類を手前へ寄せることになります。
モニターアームは、画面を支える台座を天板からなくし、その場所を資料や入力機器に使えるようにする方法です。デスクを深いものに買い替える前に、画面の支え方を変えて作業面を増やせる場合もあります。取り付けには、モニターの重量や取付規格、天板の厚さ・材質などがアームの対応条件に合う必要があります。



画面の位置と視距離
画面は、文字が読みやすく、自然な姿勢で見られる位置に置きます。厚生労働省の情報機器作業ガイドラインでは、目から画面まで、おおむね40cm以上の距離を確保することが示されています。
この距離は、天板の奥行きそのものではありません。画面を置く位置と座る位置を合わせて考え、キーボードへ無理なく手が届く姿勢で、画面までの距離を取れる作業面が必要です。アームを使う場合も、画面を必要な位置まで前後に動かせるものが向いています。
壁際・対向配置の作業面と配線スペース
壁際では、コンセントのプラグやケーブル、モニターアームの支柱などが天板の後ろに出ます。本体の奥行きに加えて、こうした物を収める隙間も設置場所に含めます。
向かい合わせのベンチタイプでは、中央の配線スペースやパネルが、表示された奥行きの中に含まれることがあります。中央部を除いた、一人分の作業面の奥行きが選ぶ目安になります。

デスクの奥行きと通路幅
一人用の机を向かい合わせに並べる例では、奥行600mmの机二台で天板の合計は1200mm、700mmなら1400mmになります。机を100mm深くすると、二台分では200mm広い場所を使います。
部屋の広さが同じなら、その分、椅子を引く場所や通路に使える空間が減ります。全席を深い机にそろえるほか、資料を広げる席だけ広めにする方法もあります。机上の作業面と、人が座って動く場所の両方を、配置図で考えてみてください。