オフィスチェアの種類と選び方
長く座ってパソコンを使う席と、会議のたびに並べ替える部屋では、チェアに必要な機能が変わります。まず使う場所に合う種類を知り、そのうえで背もたれや座面の構造を比べてみましょう。

用途別のチェアの種類
執務用チェア
執務用チェアは、パソコン操作や書類作成など、デスクで仕事をするための椅子です。タスクチェアとも呼ばれます。
座面の高さや奥行き、肘掛け、背もたれの動きなどを調整できるタイプがあり、身体や作業姿勢に合わせて使うことができます。毎日使う執務席では、座る高さだけでなく、背を支えた状態で入力しやすい姿勢を取れることがポイントです。
利用者が替わる共有席には、必要な調整を短時間で操作できるチェアが向いています。

- 1座面
- 2背もたれ
- 3肘掛け
- 4脚部
会議用チェア
会議用チェアは、打ち合わせや研修に使う椅子です。常設する会議室では座り心地や席への出入り、並べ替える研修室では移動や収納のしやすさが、選ぶ際のポイントになります。
使わない椅子を上方向へ重ねる方式をスタッキング、座面を跳ね上げて前後に重ねる方式をネスティングと呼びます。キャスター付きのネスティングチェアは、持ち上げずに移動してまとめられるため、研修の準備や片付けが多い部屋に適しています。
ラウンジチェア
ラウンジチェアは、休憩スペースなどで、身体を預けてゆったり座るための椅子です。執務用に比べて座面が低く、背もたれが後ろへ傾いた構成が見られます。
ソファや小さなテーブルと組み合わせて、休憩や短い打ち合わせに使われます。ノートパソコンでの作業を想定し、座った姿勢で手元へ引き寄せられるテーブルと組み合わせるタイプもあります。

背もたれの高さと身体を支える範囲
ローバックは背もたれが低いタイプです。椅子を多く並べても室内の見通しを保ちやすく、圧迫感を抑えたい場所に向いています。
ハイバックは背もたれが高く、背中の上部まで支えるタイプです。背中を広く預けたい場合の候補になります。頭を支えるヘッドレストを備えた製品もあります。
メッシュとクッションの違い
メッシュタイプは、網状の生地で身体を支える構造です。空気が通りやすく、背中などに熱や湿気がこもりにくいことが特徴です。
クッションタイプは、ウレタンなどのクッション材を布や合成皮革で覆った構造です。厚みや硬さによって身体への当たり方が変わり、張地によって手触りや手入れの方法も変わります。
背もたれはメッシュ、座面はクッションという組み合わせもあります。通気性と座面の当たり方など、重視する部分に合わせて構造を比べることができます。
