デスクとチェアの組み合わせ

デスクとチェアは、それぞれの寸法が合っていても、組み合わせると肘掛けが当たったり、足元が窮屈になったりすることがあります。座った姿勢から順に合わせると、どこを調整すればよいかが見えてきます。

チェアの肘が天板近くに収まる組み合わせ場面

1. 座面の高さと奥行き

まず、背もたれに背を当てて座り、足裏全体が床に着く高さへ座面を合わせます。奥行き調整があれば、膝裏が座面の前端に強く押されず、背もたれを使って座れる位置へ動かします。

浅く腰掛けたまま机に合わせると、背もたれを使えない状態になりやすくなります。

2. 天板・入力機器の高さ

座った位置からキーボードやマウスへ手を置き、肩をすくめずに操作できることが目安です。高さを変えられるデスクなら、座面を身体へ合わせたまま、天板側を動かせます。

固定高さの机に合わせて座面を上げ、足が浮く場合には、十分な広さがあり滑りにくい足台を使う方法があります。座面の高さだけで解決しようとせず、足の支えと入力面を一緒に整えます。

3. 肘掛けの干渉と足元のスペース

肘掛けは、肩を持ち上げずに腕を支えられる位置へ合わせます。その状態で天板や補強材へ当たると、机から離れて座ることになります。

高さ調整付きの肘掛けは、腕を支える位置と、机へ近づける位置を両立できる範囲が向いています。机の下へ椅子をしまうときだけ、肘掛けを下げたり跳ね上げたりできるタイプもあります。

足元には、脚を置く場所と、椅子の向きを変える場所を残します。ワゴンや配線ダクトが当たる場合は、位置を変えるか、足元の構造が異なる机を比べる方法があります。

チャコールの布張りチェアの調整式肘掛け。銀色の支柱を伸ばして肘当てを高くし、前端が木製天板に当たっている状態。黒い支柱に調整ボタンがある。
チャコールの布張りチェアの調整式肘掛け。銀色の支柱を縮めて肘当てを下げ、木製天板の下に隙間がある状態。黒い支柱に調整ボタンがある。
着席した人の足元と、机下のワゴンが占める範囲を上から見た図

4. モニターの位置と視距離

座る位置と入力する高さが合ったら、画面を見やすい位置へ動かします。目から画面までおおむね40cm以上を取り、画面の上端が目の高さと同じか、やや下になる位置が目安です。

画面を見るために身体を前へ乗り出したり、首を大きく曲げたりする場合は、画面の位置や文字の大きさを調整してみてください。モニター台やアームは、必要な高さと前後位置へ合わせるために使うことができます。

デスク、画面、椅子の位置を変えて座る人の側面比較

5. 椅子の出し入れに必要なスペース

最後に、椅子を引いて立つ、向きを変える、背もたれを倒す動きも試します。座ったままでは問題がなくても、動いたときに収納や壁へ当たることがあります。

通路に面した席は、椅子を使っている間も必要な通行空間を残せる配置が向いています。退席後に机の下へ収める場合は、肘掛けが入る高さと、椅子の後ろがどれくらい出るかも、組み合わせた状態で確かめてみてください。

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