ロッカー・個人収納の選び方
フリーアドレスでは、使い終えたデスクを空けて次の人へ引き継ぐために、個人の荷物をしまう場所が必要です。固定席でも、机の下へ置きにくいバッグや着替えを保管する場所として、ロッカーが役立ちます。

収納物とロッカーの内寸
バッグ、ノートパソコン、文具をまとめる個人収納には、小さな扉で区画を分けたパーソナルロッカーが向いています。一人分ずつ場所を分けられ、共有の書庫へ私物が混ざることも避けられます。
一つの区画に入る量は、荷物を組み合わせた状態で考えると分かりやすくなります。パソコンが一台入る幅でも、バッグや電源アダプターを横へ置くと足りなくなることがあります。普段の荷物を実際に並べた大きさが、内寸の目安になります。
上着や制服を掛ける場合には、ハンガーパイプ付きの縦長ロッカーが適しています。衣類の下へ靴やバッグも入れるなら、吊るした衣類と下段の荷物が重ならない高さが必要です。
パソコンを保管中に充電したい場合は、コンセントや配線口を備え、充電用途に対応したタイプが候補です。接続する機器や電源の容量は製品の指定に従ってください。

ロッカーの割り当て方法
一人に一つを割り当てる方式は、毎日使う文具や書類を置いておきたい職場に向いています。席が日替わりでも収納場所は同じなので、出社時に必要な物を取り、帰るときに戻す使い方ができます。
出社した人が空いている区画を使う方式は、利用後に荷物を持ち帰る運用に適しています。必要な区画数は、同時に使う人数が目安です。出社が多い日や来客も使う場合を含めて、足りる数を見込んでおくと使いやすくなります。利用期限と空に戻すルールを決めておくと、荷物が残って次の人が使えない状態を減らせます。
鍵の種類には、固定利用だけに対応するものと、利用者が替わる使い方にも対応するものがあります。毎回空けて引き継ぐなら、その運用に合う錠が必要です。
鍵の種類と管理方法
| 方式 | 使い方と管理のポイント |
|---|---|
| シリンダー錠 | 鍵で開閉する方式。割当て時の受け渡しや、紛失した場合の対応が必要 |
| ダイヤル錠 | 暗証番号で開閉する方式。鍵を携帯せずに使えるが、番号を忘れた際の対応が必要 |
| ICカード式 | 対応するカードをかざして開閉する方式。使用できるカードと登録・解除の方法が比較のポイント |
社員証を使いたい場合も、すべてのICカード式ロッカーへそのまま登録できるわけではありません。導入済みのカードへの対応と、管理者が緊急時に開ける方法まで含めて検討してみてください。
ロッカー前のスペースと出し入れの動線
出退勤時にバッグや上着を出し入れするなら、入口や更衣する場所から行き来しやすい位置が向いています。日中に書類を取りに行くことが多いなら、執務エリアに近い場所が便利です。
出社時刻が重なる職場では、複数人が同時に扉を開け、荷物を出す空間が必要になります。狭い通路へ一列に集めるより、利用するエリアごとに分けて置く方法もあります。本体の幅に加え、扉と利用者が使う場所を平面図へ入れると、出し入れ中に通れるかを考えやすくなります。
