オフィス家具選びの進め方

初めてオフィス家具を選ぶときは、商品を見る前に、どこで誰が何をするかを整理すると進めやすくなります。必要な家具と、その家具に求める大きさや機能を順に考えていきましょう。

デスクを前に用途を整理する担当者と複数の働き方が見えるオフィス
個人作業、小会議、集中作業、共用席の四つの利用場面

使用場所・人数・席の使い方

執務席、会議室、受付、休憩スペースでは、必要な家具が異なります。最初に、家具を置く場所と、そこで行う仕事を書き出してみてください。

執務席ならパソコン作業や書類への記入、会議室なら参加人数と会議の形式、受付なら案内だけか相談や記入も行うか、といった整理です。同じテーブルでも、短時間の会話に使う場合と、全員がパソコンを広げる場合では、必要な作業面が変わります。

固定席は個人の機器や書類に合わせて整えられます。複数人が交代で使う共有席には、高さなどを合わせ直しやすい家具と、私物を別にしまう収納が向いています。

机上の機器と収納物

次に、普段の作業で同時に使う物を挙げると、必要なサイズが具体的になります。

ノートパソコンだけで仕事をする席と、外部モニター二台、キーボード、紙の資料を使う席では、必要な横幅や奥行きが違います。機器を置いた残りに、マウスを動かしたり紙に記入したりする場所があることが目安です。

収納も、人数だけで決めるより、しまう物から考えるほうが選びやすくなります。冊子を並べるなら書庫、案件ごとの書類を分類するなら引き出し式の収納、衣類を掛けるならハンガー付きのロッカーなど、収納物に合う構造があります。共有の資料と個人の荷物は、使う人に合わせて分けておくと配置も整理できます。

家具の配置と使用時のスペース

必要な家具の種類と大きさが見えてきたら、部屋の平面図へ並べてみましょう。出入口、柱、窓、コンセントなどの位置も入れておくと、使う場面を考えやすくなります。

デスクと椅子は、座っている状態と、椅子を引いて立つ状態の両方で場所を使います。収納は、扉や引き出しを開ける場所と、その前に人が立つ場所が必要です。家具の外形だけを並べると、この分の空間を見落としやすくなります。

将来の増員や配置変更が決まっている場合は、その変更方法も家具選びの条件に加えます。一席ずつ移すなら単体デスク、席のまとまりを延ばすなら増連できるデスク、研修のたびに並べ替えるならキャスター付きというように、予定する変更に合わせて構造を検討できます。

デスクと椅子だけの状態と、着席する人や後ろを通る人がいる状態

カタログでの選定と実物の確認

寸法図やカタログでは、家具のサイズ、足元の広さ、調整範囲、収納の内寸などを調べられます。デスクとチェア、ワゴン、モニターアームは、組み合わせた状態で使えることも必要です。

肘掛けが天板に当たると、椅子を机へ近づけられません。ワゴンを机の下に収める場合は、その分を除いても脚を置く空間が必要です。モニターアームは、天板の厚さや材質、モニターの重量・取付規格が対応条件に合う組み合わせを使います。

チェアの身体への当たり方や操作感、家具の色や手触りは、実物で比較したい部分です。候補を絞ってから、普段の仕事に近い姿勢で座る、調整レバーを操作する、素材のサンプルを見るといった確認をすると、どこが自分たちに合うかを判断しやすくなります。

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