ブース・パーティションの種類と使い分け

向かいの席から手元を見えにくくしたいときと、Web会議の声を周囲へ聞こえにくくしたいときでは、合う仕切りが違います。机上のパネルから個室ブースまで、仕切る範囲と使いどころを紹介します。

ローパーティションと個室ブースが見えるオフィス

デスクパネル

デスクパネルは、机の上や天板の縁へ設置する仕切りです。向かい合う席の間へ置くと正面からの視線を、隣の席との間へ置くと横からの視線を区切ることができます。

固定席には、天板へ取り付けるタイプが向いています。フリーアドレスで必要な人だけが使うなら、置いて使えるタイプが便利です。

透明なパネルは、相手の様子を見ながら席の境界をつくる場合に使えます。手元や画面を見えにくくしたい場合は、不透明な素材が適しています。

ローパーティション

ローパーティションは、床から立てて使う、天井まで届かない間仕切りです。打ち合わせ場所の周囲へ置いたり、入口から見える備品を隠したりして、部屋の中を分けるために使います。

座ったときの視線を区切り、立つと周囲が見える高さなら、見通しを保ちながら席を囲うことができます。立った人からも隠したい場所には、より高いパネルが向いています。

複数枚を連結するタイプと、一枚で使えるスクリーンがあります。キャスター付きのスクリーンは、会議中だけ目隠しに使い、終わったら片付ける場所に便利です。連結方法と安定脚は、製品の指定に沿って組み合わせてください。

低い仕切り、高いパネル、扉付きブースで作業する場面

ブースデスク・個室ブース・ハイパーティション

正面や左右をパネルで囲うブースデスクは、視界に入る人や物を減らして、一人用の作業場所をつくるために使われます。資料の作成や、考えをまとめる集中席に向いています。

個人のWeb会議や電話の場所を設けたい場合は、遮音性能を備えた個室ブースが候補です。小さな机や照明、換気機能を一体にしたタイプもあります。

複数人で使う会議室をつくりたい場合には、天井まで仕切るハイパーティションで部屋を分ける方法もあります。既存の床面積を区切って、独立した打ち合わせ場所を設けることができます。

吸音と遮音の違い

吸音材は、音を吸収して反響を抑えるための素材です。ブース内で声が響く場合には、内側に吸音材を使ったタイプが向いています。

遮音は、壁やパネルを通って別の空間へ伝わる音を抑える働きです。周囲への声漏れが気になる場合には、パネルだけでなく、扉や接合部、換気部分を含むブース全体の性能が比較のポイントになります。

吸音材付きのローパーティションでも、上や横の開いた部分から音は回り込みます。周囲に聞こえる声を抑えたい場合は、囲い全体に遮音性能を備えた製品が向いています。

室内で反射する音と、壁を通って外に伝わる音を分けた断面模式図
  • 1吸音:室内で反射する音を抑える
  • 2遮音:壁などを通じて外へ伝わる音を抑える

間仕切りの高さと建物設備の条件

高い間仕切りや個室ブースは、照明、空調、換気、火災感知器やスプリンクラーなどの働きに関わります。個室を追加する際は、製品の設置条件と建物側の設備条件を、建物管理者や施工担当者へ事前に示してください。必要な消防設備や手続きは、製品と設置場所を示して、管轄の消防署へ確認してください。

周囲には、扉を開ける場所と、出入りした人が通れる通路が必要になります。囲いの中だけでなく、利用中の扉と通路まで平面図へ入れると、既存の席や出入口を妨げない配置を考えやすくなります。

ブースの屋根と建物の天井の間の空間、周囲の照明や空調設備

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