キャスターの材質の用語

ナイロンキャスター

読み方:ないろんきゃすたー

車輪にナイロンを使うキャスターです。比較的硬い車輪で、オフィスチェアではカーペットなどの柔らかい床に対応するものとして採用されます。

柔らかい床では、車輪が表面へ沈み込むため、車輪の硬さ、大きさ、幅などが転がり方に関係します。カーペットの毛足や下地によっても抵抗は変わり、同じ材質の車輪でも、どの床で使うかによって動き方が異なります。

ナイロン製の車輪を備えたキャスターの例です。
ナイロン製の車輪を備えたキャスターの例です。

ウレタンキャスターは、接地部分に比較的柔らかいウレタンを使い、硬い床への当たりを和らげる構成です。ナイロンとウレタンの区別は、主に床へ触れる部分の性質を表します。椅子の形や車輪の外観が似ていても、接地部の材質が違えば、床との組み合わせは変わります。

キャスターには車輪のほか、軸や支持部、椅子へ取り付ける差し込み部などがあります。材質が同じでも、取付寸法や許容荷重が同じとは限りません。また、車輪に付いた砂や絡んだごみも転がり方に影響します。ナイロンという名称は車輪の材質を示すもので、椅子全体の適合性や床の傷の有無まで決めるものではありません。

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ウレタンキャスター

読み方:うれたんきゃすたー

車輪の接地部分にウレタンを使うキャスターです。ナイロンだけの車輪よりも床に触れる部分が柔らかい構成が多く、フローリングなどの硬い床への当たりを和らげるために使われます。

車輪全体がウレタンでできているとは限りません。硬い内部部材の外側へウレタンの層を設け、荷重を支える部分と、床へ触れる部分に異なる材料を使う構造があります。「ウレタン」は主に接地部の材質を表します。

ウレタンキャスターの外周の接地層を、代表的な車輪の断面図で示しています。
ウレタンキャスターの外周の接地層を、代表的な車輪の断面図で示しています。

ナイロンキャスターは、比較的硬い車輪としてカーペット向けに採用されます。ウレタンキャスターは硬い床向けに示されることがありますが、床の仕上げや車輪の硬さ、大きさ、家具の重さによって、転がる感触や音は変わります。柔らかい接地部でも、砂粒などを挟むと床に傷が付く場合があります。

接地部に摩耗や割れ、剥がれが生じると、車輪の形や床への当たり方が変わります。また、車輪の材料が同じでも、取付軸や家具への固定方法は別の仕様です。

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