前傾チルト

読み方:ぜんけいちると

椅子の座面などを、通常位置より前へ傾ける機能です。書き込みや細かな手元作業など、上体を机へ近づける姿勢に合わせて使われます。

前傾にすると、座る面の前後の高さ関係が変わります。通常の座面に座ったまま上体だけを倒す動きとは異なり、身体を支える面そのものの向きが変化します。座面だけが動くものと、背もたれも連動するものがあり、前へ傾く角度や回転の中心は製品によって違います。

座面の前側が下がる前傾チルトの例です。動き方は製品によって異なります。
座面の前側が下がる前傾チルトの例です。動き方は製品によって異なります。

座面の向きが変わると、座面前端の高さ、足裏の位置、背もたれへの接し方にも変化が生じます。机の天板や入力機器は同じ位置にあるため、椅子と作業面との関係も変わります。前傾チルトは、座面の高さを変えるガス昇降や、椅子全体を机へ近づける動きとは別の調整です。

通常位置へ戻したり、使う角度を固定したりする方式もあります。後方へ体を預けるロッキングと組み合わせ、手元に寄る姿勢と背へもたれる姿勢を切り替える椅子もあります。前傾チルトという名称は前へ傾けられる構造を表すもので、どの作業でも前傾姿勢を保つことを意味しません。

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