輝度
読み方:きど
光源や反射面が、ある方向に向かって、見かけの面積当たりにどれだけ強く光を出しているかを表す量です。単位はカンデラ毎平方メートル(cd/m²)です。照明器具の発光面、モニター画面、窓、照らされた壁などに用いられます。
照度が面へ届く光を表すのに対し、輝度は面から特定の方向へ出る光に関わります。同じ照度で照らした白い紙と黒い紙では、反射する光が違うため、見る方向の輝度も異なります。光沢のある面では、見る位置によって光源の像が強く現れることがあります。

視野の中には、画面、天板、壁、窓など、輝度の異なる面が並んでいます。モニターの設定が同じでも、背景が暗い場合と明るい窓がある場合では、対比が変わります。こうした目へ届く光の分布を扱うために、輝度が使われます。
輝度は物理的な量であり、人が感じる明るさそのものと一対一に対応する値ではありません。周囲の明るさへの慣れや、視野の中での位置なども感じ方に関係します。照度と輝度を分けることで、十分な光が机に届いていることと、画面や周囲が見やすいことを区別して説明できます。