二重床
読み方:にじゅうゆか
建物の床の上に、空間を隔ててもう一つの床を設ける構造です。二つの床の間にできる空間を、配線、配管、空調などに利用します。上側の床の構成や支持方法は、用途によって異なります。
上の床は、パネルや下地材、仕上げ材などからなり、支持部材を通して人や家具の荷重を下の床へ伝えます。床下へ設備を納める機能と、上面を歩くための支持機能を合わせ持ちます。床下に空間があることだけで、上面をどこでも簡単に外せる構造とは限りません。

オフィスの電源や通信配線を収納する用途では、OAフロアという呼び方が使われます。二重床は主に床の構成を、OAフロアは主な利用目的を表します。二重床の中には、配線の点検性よりも、別の設備や床の性能を重視する構造もあります。
音や振動の伝わり方には、床材と支持部材、周囲の壁などとの接続が関わります。また、小さな脚で重い家具を支える場合は、上の床の一部へ荷重が集まります。二重床は、床下空間だけでなく、上面から建物へ力や振動がどう伝わるかも含む構造です。