サウンドマスキング
読み方:さうんどますきんぐ
室内に調整した背景音を加え、周囲の会話などを目立ちにくくしたり、内容を聞き取りにくくしたりする方法です。音をなくすのではなく、対象となる音と背景音の差を小さくする働きを利用します。
静かな場所では、小さな会話もはっきり聞こえることがあります。周囲に一定の背景音があると、同じ会話の音でも言葉を聞き分けにくくなる場合があります。サウンドマスキングは、この関係を音の種類や大きさを調整して利用するもので、執務空間や相談スペースなどに使われます。

加える音は、単に大きければよいものではありません。周波数の構成、音量、スピーカーの配置によって、会話の目立ち方と背景音自体の感じ方が変わります。室内の吸音や遮音と組み合わせて、聞く場所に届く声と背景音の関係を整える構成もあります。
音を打ち消す波を使うアクティブノイズキャンセリングとは仕組みが異なります。また、音を加える方法なので、室内の音圧レベルそのものを下げる対策ではありません。主な対象は、会話が聞き取られる程度や注意を引く程度であり、壁を通り抜ける音を抑える遮音とは別の働きです。