自然換気・機械換気の用語

自然換気

読み方:しぜんかんき

風や室内外の温度差によって生じる圧力差を利用し、空気を入れ替える方法です。窓、開口部、給気口などを通して空気が流れます。送風機の力を使う機械換気とは、空気を動かす力の生まれ方が異なります。

風が建物へ当たると、外壁の位置によって圧力に差が生じます。その差によって、一方の開口部から空気が入り、別の開口部から出る流れができます。また、室内外の温度差と開口部の高さの違いによっても、空気を動かす圧力差が生まれます。

開口部を通って空気が流れる自然換気の経路例です。実際の流れや換気量は風・温度差などで変わります。
開口部を通って空気が流れる自然換気の経路例です。実際の流れや換気量は風・温度差などで変わります。

同じ窓を同じ幅で開けても、風の強さや向き、温度差が変わると換気量は変わります。周囲の建物や室内の間仕切りも流れに関係します。窓があることや開口面積だけで、常に一定の量の空気が入れ替わるわけではありません。

外気を直接取り入れるため、外の音、ほこり、熱や冷気なども室内へ入ることがあります。自然換気と機械換気を併用する建物もあり、自然の力で変化する空気の流れと、設備によってつくる流れを組み合わせます。

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機械換気

読み方:きかいかんき

送風機などを使い、室内外の空気を入れ替える方法です。給気と排気のどちらに機械を使うかによって、主に第1種、第2種、第3種に分けられます。数字は方式の区分で、性能の優劣を表す順番ではありません。

第1種換気は、給気と排気の両方を機械で行います。第2種換気は、機械で給気し、排気口などから空気を自然に出します。第3種換気は、機械で排気することで、給気口などから自然に外気を取り入れます。どちら側から機械の力を加えるかで、室内外の圧力関係や流量の制御が変わります。

送風機によって屋外の空気を取り入れ、室内の空気を排出する経路例です。
送風機によって屋外の空気を取り入れ、室内の空気を排出する経路例です。

送風機の能力だけでなく、給排気口、フィルター、ダクトなどの抵抗も、実際の空気の流れに関係します。空気をどこから入れ、室内のどの範囲を通して、どこから出すかという経路が、換気の仕組みを構成します。

冷暖房のために室内の空気を循環させる送風とは異なり、機械換気では外気との交換を行います。温度や湿度も調整する空調設備と一体になった構成や、換気専用の設備が独立して設けられる構成があります。

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