ゾーニング
読み方:ぞーにんぐ
空間を用途や利用者に応じたエリアへ分けることです。オフィスでは、執務、会議、受付、休憩、収納などの役割を整理し、それぞれに場所を割り当てます。
区分するだけでなく、エリア同士の関係も含みます。受付と来客用の会議室は行き来しやすい位置に、静かに作業する席と会話の多い場所は距離を置くなど、近づける機能と離す機能を整理します。同じ面積を割り当てても、隣にある活動や人の出入りによって、その場所の使われ方は変わります。

境界は壁だけでつくるものではありません。低い収納、パーティション、家具の向き、床材や色の切り替えなども使われます。例えば、低い収納で席のまとまりを分ければ、見通しを保ちながらエリアを示せます。一方、床の色分けは視覚的な区分であり、音や立ち入りを遮る働きはありません。
動線が「場所と場所をどう移動するか」を表すのに対し、ゾーニングは「どこを何に使うか」を表します。来客が執務エリアを通らず会議室へ行く構成では、受付と会議室のゾーニングに、その間を結ぶ動線が組み合わされています。