バイオフィリックデザイン
読み方:ばいおふぃりっくでざいん
自然とのつながりを感じられる要素を、建物や室内へ取り入れる設計の考え方です。植物だけでなく、自然光、外の眺め、自然素材の質感、自然を連想させる形や模様なども対象になります。
窓から樹木や空が見えること、木の質感に触れられること、時間帯によって光が変化することなど、自然を感じる接点には複数の形があります。室内に植栽を置く方法に加え、既にある眺めや光を生かす方法もあります。例えば、外の緑が見える向きに休憩席を配置することは、人が自然に接する位置と空間の使い方を結び付ける例です。

素材そのものを使う場合と、見た目や模様で自然を表現する場合は区別されます。天然木の天板は素材として木を使いますが、木目柄の化粧板は印刷によって木の表情を再現します。どちらも空間の表現に使われますが、材質まで同じになるわけではありません。
バイオフィリックデザインは、植物を何鉢置けば成立するという数量上の分類ではなく、人と自然との接点を空間に組み込む考え方です。自然光を取り入れる位置、植栽が視界に入る場所、素材に触れる部分など、利用する人の過ごし方と結び付けて捉えます。特定の健康効果や生産性向上を一律に保証する名称ではありません。