有効通路幅
読み方:ゆうこうつうろはば
通路のうち、実際に人や物が通れる部分の幅です。壁同士の距離ではなく、柱、家具、突出した部材などによって狭くなる部分を除いた幅を指します。
家具をしまった状態と使用中の状態では、通れる幅が変わることがあります。机と収納の間に空間があっても、椅子を引いたり、収納の扉を開けたりすると、その一部がふさがります。机の端から収納までが1200mmで、椅子などが450mm張り出している場合、単純な差は750mmです(例)。この数値は空間の変化を示す計算例で、通行や避難に必要な幅の基準ではありません。

一人で歩く、二人ですれ違う、台車を押す、車いすで移動するなど、動作によって使う幅は異なります。曲がる場所や扉の前では、直線を通り抜けるときとは別に、向きを変えるための空間が関係します。経路の一部だけ広くても、途中に狭い部分があれば移動の制約になります。
クリアランスは操作や移動のための余裕を広く表す言葉で、有効通路幅はその中でも通行に使える幅を表します。法令上必要な幅は用途や規模などの条件によって異なり、日常の家具配置で実際に残る幅と、法令で定める測定条件や適用基準は区別されます。