クリアランス
読み方:くりあらんす
物同士の間に設けるすき間や、操作・移動に必要な余裕です。オフィスでは、家具と壁の間、扉を開ける場所、椅子を引く場所、配線を通すためのすき間などに使われます。
家具の外寸は家具そのものの大きさですが、クリアランスはその周囲に関係します。書庫は閉じた状態で収まっても、扉を開き、人が立って物を出し入れする範囲が必要です。椅子にも、机の下へ収まる大きさとは別に、後ろへ引いて立ち上がるための空間があります。

必要な余裕の形は、家具の動き方によって変わります。開き戸には扉が回転する範囲が生まれます。引き戸には同じ回転範囲はありませんが、前に立つ人の場所は残ります。家具の裏では、壁の巾木や配線の曲がりが、壁へ近づけられる距離に関係します。
通路に面した収納では、収納を使う人と通り抜ける人が同時に空間を使います。このように、別々の動作のためのクリアランスが重なることもあります。「有効通路幅」は実際に通れる幅を示す言葉で、クリアランスは、通行以外の開閉や配線なども含めた広い意味の余裕を表します。