耐火金庫

読み方:たいかきんこ

火災の熱から収納物を守るため、庫内の温度上昇を抑える構造を持つ金庫です。オフィスでは、契約書や帳簿などの保管に使われます。鍵の付いた金属製の箱というだけでは、同じ耐火性能を持つことにはなりません。

外側から受ける熱を内部へ伝えにくくするため、扉や壁に耐火のための層などを設けます。耐火性能は、所定の加熱条件や時間、庫内温度などによって評価されます。カタログの耐火時間は、その試験条件に対応する性能を表します。

厚みのある扉と壁、内部の収納空間を示す耐火金庫の概念図です。内部材料や性能等級を特定するものではありません。
厚みのある扉と壁、内部の収納空間を示す耐火金庫の概念図です。内部材料や性能等級を特定するものではありません。

一般紙を対象とする性能と、電子媒体などを対象とする性能では、保護する物が異なります。紙を保護する条件で試験された金庫が、記録媒体や電子機器を同じように保護できるという意味ではありません。また、実際の火災の温度や継続時間は一様ではないため、耐火時間をあらゆる火災で無傷を保証する時間として扱うものではありません。

不正な開扉や破壊への抵抗を扱う防盗性能とは別の性能です。両方を備える金庫もあります。耐火層などを持つことで、外寸と庫内の有効な大きさには差があり、金庫の重さや壁の厚さも、外形だけでは分からない構成の一部です。

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