オープンブース
読み方:おーぷんぶーす
パネルなどで周囲の一部を囲い、出入口や上部を開いたまま使う小さな作業スペースです。完全な個室にせず、通路や隣の席からの視線を部分的に遮り、周囲との境界をつくります。

机の正面と左右を囲う一人用の形、背の高いソファを向かい合わせる形などがあります。囲う面が同じでも、開口部が通路側にあるか、壁側にあるかによって、外から見える範囲や出入りの方向が変わります。家具の形と置く向きが組み合わさって、一つの利用空間になります。
壁・扉・天井などで囲う個室ブースに対し、オープンブースは周囲とつながる部分を残しています。上部から天井照明の光が入る、周囲の空気が流れる、人の気配が分かるなど、囲いの外との関係を保ちながら使う構造です。高いパネルで囲う場合には、光の届き方もパネルの位置に左右されます。
吸音材を用いたパネルは、面へ当たった音の反射を抑えます。一方、開口部や上部を通る音の経路は残るため、視線を隠す働きと会話を周囲へ伝えにくくする働きは異なります。オープンブースは、空間を完全に分離するのではなく、必要な方向に囲いを設けることで場所の性格を変える家具です。