タスク・アンビエント照明
読み方:たすくあんびえんとしょうめい
作業対象を照らすタスク照明と、周囲の空間を照らすアンビエント照明を組み合わせる照明方式です。部屋全体を一律の明るさにするのではなく、手元と周囲で役割を分けて光を配置します。
タスク照明は、机上の書類や道具など、作業する対象へ光を届けます。アンビエント照明は、周囲の人や家具、壁面、通路などを認識するための明るさを受け持ちます。手元だけを照らして周囲を暗くする考え方ではなく、視線を動かしたときの明暗差も含めて、両者を組み合わせます。

例えば、執務席ではデスクライトなどで作業面の光量を調整し、天井や壁を照らす照明で周囲の見え方を支えます。利用している席に必要な光を届けることと、空間全体を使える明るさに保つことを分けられます。
照明の出力や点灯する範囲を使い分ける方法として、省エネルギーの検討でも扱われます。ただし、消費電力は器具の効率、点灯時間、制御、昼光などとの組み合わせで変わります。タスク・アンビエント照明は、特定の器具や一定の削減率の名称ではなく、照明の役割を分担させる方式です。