下肢空間

読み方:かしくうかん

机の下で、太もも、膝、足先を入れ、動かすための空間です。天板の大きさだけでは分からない、座った人の身体が使う範囲を指します。

太ももの上には高さ、膝や足先の前には奥行き、脚を左右へ動かすためには幅が関係します。机の脚、引き出し、幕板、配線ダクトなどが、その範囲へ張り出す場合があります。同じ幅の天板でも、左右に収納のある両袖机と、袖収納のない平机では、脚を入れられる幅が異なります。

太ももの上、膝や足先の前など、身体を入れて動かす範囲が下肢空間です。
机に向かって座る人を横から見た図。太ももの上、膝の前、足先の周囲に空間がある。

下肢空間は、身体を一度収めるだけの空間ではありません。椅子を引いて座る、机へ近づく、脚の位置を変えるなど、使用中の動きにも関係します。机下へパソコン本体やかばんを置くと、家具の設計上は空いていた部分がふさがる場合があります。

フットレストを使うと、足を置く面が床より高くなり、その分だけ机下の高さや奥行きの使い方が変わります。また、車いすで机へ近づく場合には、膝や足先に加え、車いすの形との関係も生じます。下肢空間は机単体の寸法だけでなく、利用する人と道具が入る位置に対応する空間です。

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