LANケーブルをつないでいるのにWebサイトが開けない、いつもより通信が遅い。そんなときは、自分のパソコンだけに起きているのか、同じ場所のほかのパソコンも使えないのかを見てみましょう。
ケーブルの接続が切れている場合と、接続した先のネットワークに問題がある場合では、調べる場所が違います。まずは手元の接続と、パソコンに表示される状態を見てみましょう。
自分だけの不調か、ほかのPCも同じかを調べる
ほかのパソコンでも起きているかを確かめる
同じ場所で働く人にも、同じ症状が出ているか聞いてみましょう。複数のパソコンで同時に起きているなら、共有するネットワーク設備などが関係している可能性があります。発生している場所と時刻を、担当者へ伝えてください。
手元のケーブルと差込口を見る
パソコンから壁のLAN口までをたどり、抜けかけているプラグや、傷んだケーブルがないかを見てみましょう。USB接続のLANアダプターやドックを使っている場合は、パソコンとの接続も含めて確かめてください。
パソコンの接続表示を見る
Windows 11では、[設定]→[ネットワークとインターネット]→[イーサネット]に接続状態が表示されます。「ケーブル未接続」なのか、「接続済み」でも使えないのかを見ておくと、次に調べるところを絞れます。
共有のルーターやスイッチは、自分のパソコンを直すために再起動・初期化しないでください。 ほかのパソコンだけでなく、会議や電話などの通信も止まるおそれがあります。
ケーブルの接続と、その先の通信を分けて考える
LANポートのランプは、接続や通信、速度などの状態を示しています。色や点滅の意味は機器によって異なるので、説明書のランプ表示の項目で調べられます。
自分のPC設定・接続口
壁のLAN口口番号・ラベル
社内設備管理担当者が確認手元の機器とスイッチの間で接続できていても、インターネットを使うには、その先の回線や、IPアドレス、会社の認証なども正常に動いている必要があります。「接続済みなのにWebサイトが開けない」ときは、ケーブル以外も含めて調べる場面です。
ケーブルが原因かを試す場合は、会社で使うことが認められた、正常な適合ケーブルへ交換してみましょう。別の壁の口には用途が割り当てられていることもあるので、使用してよい口かを確認してから試してください。壁の中や共用ラックの配線は、担当者へ調査を依頼してください。
使える通信・使えない通信から原因を絞る
社内のシステムは使えるのにWebサイトだけ開けない、特定のサービスだけ遅いなど、使えるものと使えないものを書き出してみましょう。通信のどの範囲で問題が起きているかを調べる材料になります。
| 症状 | 調べるところ・担当者へ伝える内容 |
|---|---|
| ケーブル未接続と表示される | プラグの抜け、ケーブル、LANアダプター、接続先ポートの状態 |
| 接続済みだがインターネットを使えない | 会社指定の認証・IP設定、VPN、ネットワーク側の状態 |
| 社内システムは使えるがWebサイトが開けない | 外部回線、プロキシ、DNSなどを担当者へ確認 |
| 特定のサービスだけ遅い | 別のサービスでの結果、発生時刻、相手側や回線の混雑 |
| 全体的に遅い、途中で切れる | リンク速度、ケーブルやアダプター、発生している場所と時間 |
リンク速度は、パソコンと接続先ポートの間で使う速度です。インターネット上のサービスまでの実際の速さには、外部の回線やサービス側の状態も関わります。
速度を測る場合は、社内で認められた方法を使ってください。大容量の転送を何度も行うと、ほかの業務の通信に負荷をかけることがあります。
解決しないときは、発生範囲と接続状態を伝える
担当者には、座席や壁の差込口の番号、いつから起きているか、ほかの人も同じかを伝えましょう。自分のパソコンで行った確認も添えると、同じ作業を繰り返さずに調査を進められます。
| 項目 | 伝える内容 |
|---|---|
| 場所と範囲 | 座席、壁の口番号、自分だけか複数台か、発生時刻 |
| パソコンと接続 | パソコン・LANアダプターの型番、接続表示、ランプやエラー |
| 使える通信 | 社内システム、Webサイト、VPNなど、それぞれの状態 |
| 試した結果 | ケーブル交換など、変更した内容と結果 |
例えば「同じ島の3台でWebサイトが開けないが、社内システムは使える」(例)と伝えると、影響する範囲が分かります。
ネットワークのリセットを押してよい?
ネットワークのリセットでは、アダプターや設定が再構成されます。VPNなどを使い直すために再設定が必要になることもあるので、会社のパソコンでは、先に管理担当者へ相談してください。