パソコンやモニターの背面には、電源コードを取り外せる差込口があります。こうした接続に使われる代表的な規格が「IEC 60320」です。
コード側と機器側にはそれぞれ名前があり、例えばコード側の「C13」と機器側の「C14」を組み合わせます。交換用のコードを探すときは、この組み合わせと機器の型番が分かると、必要な製品を探しやすくなります。
機器用電源コネクターとは?
機器へ電力を送るコードの先端と、それを受ける本体側の接続口です。「メガネ型」「クローバー型」といった呼び方を見かけることもあります。


| コード側/機器側 | 外形の特徴 | 接地と主な使用例 |
|---|---|---|
| C5/C6 | 3つの丸みがあるクローバー型 | 保護接地付き。対応するACアダプターなど |
| C7/C8 | 2つの丸みがあるメガネ型 | この接続部には保護接地極がない。対応する小型機器など |
| C13/C14 | 角の一部が斜めで、接点が3つある | 保護接地付き。パソコンやモニターなど |
| C19/C20 | 大きめの角型で、接点が3つある | 保護接地付き。対応するサーバーやUPSなど |
コードを取り外せる利点と、交換時の条件
電源コードを本体から外せると、機器を運ぶときにコードをまとめやすくなります。コードが傷んだ場合も、機器に合う交換品を用意できます。
交換品は、まず機器の型番からメーカー指定のコードを探してみましょう。形の違いには、扱う電流や温度、接地の有無なども関係しています。合わない接続部を削ったり、力を加えて押し込んだりしないでください。
また、「C13」という名前が表すのは接続部分の種類です。コード全体として使える電圧・電流や使用地域は、プラグ、電線、接続部を含む製品の仕様で決まります。IEC規格上の定格と、地域ごとの認証定格が異なる場合もあるため、指定品以外を検討するときは、コード全体がその機器と使用地域に適合するか確認してください。
パソコン・モニター・サーバーでの使用例
ノートPCのACアダプター、デスクトップPC、モニター、サーバー、UPSなどで使われています。同じモニターでも、C13のコードをつなぐ製品と、別の形を使う製品があります。本体からコードを取り外せない製品もあります。
C13側コードの接続部
C14側機器の電源入力例えば本体の差込口がC14なら、一般的な接続ではコード側にC13を使います。コードを買うときは「モニター用」という用途名だけでなく、本体の型番とコード側の形を合わせて伝えると、取り違えを防ぎやすくなります。
機器用電源コネクターのよくある質問
形が合う予備のコードなら、交換してよい?
コード全体の定格、接地、使用地域が、機器の指定に合う製品を使ってください。手元のコードに適合するか分かる表示がないときは、機器の型番から指定品を調べましょう。
C13とC14は同じもの?
C13とC14は、かみ合う2つの接続部の名前です。一般的な電源コードではC13がコード側、C14が機器側の電源入力口に当たります。交換用コードを探すときは、コード側の形と、機器が指定する定格を確認してください。
サーバーから電源コードを1本抜いても大丈夫?
サーバーの電源コードは、管理者の確認を受けてから扱ってください。2本のコードがあっても、片方だけで動作できる構成か、もう一方から正常に電力が届いているかによって、抜いたときの影響が変わります。