電源接続の基本

モニターやプリンターを動かすには電力が必要です。コンセントから電源コードで直接つなぐ製品と、ACアダプターを通してつなぐ製品があります。

机の下にコードが何本もあるときは、コンセントから機器までをたどってみてください。途中のタップやアダプターが、どの機器へ電力を送っているかを確かめることができます。

コンセントから機器までのつながり

パソコンやルーター用の一般的なACアダプターは、コンセントの交流電源を、機器に合う直流電源へ変換します。変換した電力は、コードを通じて機器へ届きます。

電源プラグの接続先ポートの形状コンセントAC電源
ACアダプターの写実的な切り抜きACアダプター機器用の電力へ変換
機器の写実的な切り抜き機器指定された入力で動作

機器が動かないときは、途中の電源タップのスイッチが切れていたり、本体側のプラグが緩んでいたりすることがあります。焦げや破損などがなければ、コンセント、タップ、アダプター、本体側の接続を順に見てみましょう。

コード・アダプター・タップの役割

部品 主な働き 選ぶときに見ること
電源コード コンセントなどから機器へ電力を運ぶ 機器が指定する形・定格・使用地域
ACアダプター コンセントの電源を機器用に変換する 出力電圧・電流・極性・プラグの形
電源タップ 複数の機器を1つの電源につなぐ 合計の定格、接地、設置場所
延長コード コンセントから離れた場所へ電源を延ばす 定格、長さ、接地、コードを傷めない配線

電源タップには複数の機器をつなげますが、その電力を1本のコードで運ぶため、使える電力には上限があります。タップを何段もつなぐ使い方は避け、消費電力の大きい機器は説明書で指定された方法で接続してください。

配線をまとめるときは、どのコードがどの機器につながるかをたどり、机や椅子を動かす範囲も考えてください。通信ケーブルと同じ経路を通す場合も、強く締め付けたり、家具の下で押しつぶしたりせず、プラグと接続先を点検することができる取り回しにしましょう。

使える電力の上限と、接地のつながり

電源タップの「合計1500Wまで」(表示例)は、接続したすべての機器を合わせた上限です。機器を追加する前に、合計の消費電力がそのタップの上限に収まるか確認してください。上限は製品によって異なります。

例えば「合計1500Wまで」のタップに、消費電力が100W・300W・600Wの機器をつなぐとすると、合計は1000Wです。ここへ700Wの機器を追加すると1700Wになり、空き口があってもタップの上限を超えます。ここでは、合計の計算方法を示すために仮の数値を使っています。

電気スタンド100W・加湿器300W・ヒーター600Wの合計1000Wと、ドライヤー700Wを加えた1700Wを、同じ色と番号の積み上げ棒で1500Wの上限と比べる接続例

タップの上限に収まっていても、壁側の回路容量や、機器が指定する専用コンセントの条件も満たす必要があります。実際に追加するときは、機器の説明書や仕様で消費電力と接続方法を調べ、施設の回路条件も設備担当者に確認してもらいましょう。

使用条件を表す電圧や電流などの値を「定格」と呼びます。タップの容量に収まっていても、機器の説明書に専用コンセントの使用などが指定されている場合は、その接続方法に従ってください。

接地が必要な機器では、機器からコンセントの接地端子まで、途中のコードやタップも接地に対応している必要があります。3ピンのプラグを挿せる形でも、接地がつながらない部材があります。適したコンセントがないときは設備担当者へ相談し、接地極を折ったり、接地線を切ったりしないでください。コンセントの交換など、設備側の作業も担当者へ依頼してください。

こんな状態なら使用を中止する

電源まわりに次のような異常があれば、つなぎ直して試す前に使用を止めてください。

焦げ・変形
熱い部分には触れない
被覆の破れ
傷んだコードは使わない
押しつぶれ
テープで補修して使い続けない
使用を中止する異常の例です。写真と同じ見た目でなくても、異臭や異常な発熱などがあれば使用を止め、安全に操作できない部分に触れず担当者へ連絡してください。
見つかった状態 対応
焦げ、溶け、異臭、煙、火花 熱い部分や露出した電線に触れず、設備担当者へ連絡する
コードの被覆が破れている、押しつぶされている そのコードを使わず、適合する交換品を手配する
差込口が緩く、プラグが抜けかける テープで固定して使い続けず、接続部の点検を依頼する
接続部にほこりや水分がある 使用を止め、説明書や担当者に安全な清掃・交換方法を確認する

安全に操作できる場合に限り、機器の取扱説明書や施設の手順に従って電源を切ってください。煙や火が出ているときは、無理に近づいてプラグを抜かず、避難や周囲への知らせを優先し、施設の緊急対応手順に従ってください。傷んだコードをテープで補修して使い続けることも避けてください。

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