LAN端子とは?
LAN端子は、パソコンやネットワーク機器にLANケーブルをつなぐ部分です。オフィスでよく使うものは、8つの接点と固定用のツメがあるモジュラー形状で、「8P8C」や、一般に「RJ45」と呼ばれます。


ケーブルの先端がプラグ、機器側の差込口がポートやジャックです。「LAN」「Ethernet」といった表示が近くに書かれていることもあります。
ツメで固定し、さまざまな機器をLANへつなぐ
ツメで抜けにくく固定できる
差し込むと、プラグのツメが差込口に掛かって接続を保ちます。抜くときはツメを押し、ロックを解除してからプラグ本体を持って外してください。薄型ノートPCの開閉式の差込口などは、機器の説明書にある方法で扱いましょう。
いろいろな機器をLANへつなげる
パソコン・プリンター・スイッチなどは、同じ形のLAN端子を使います。ただし、通信速度やPoE給電への対応は製品ごとに異なります。
同じような形でも、「CONSOLE」と書かれたポートは機器の設定などに使う接続口です。LANケーブルは、LAN・Ethernetなどと表示された指定のポートへつないでください。
LAN端子が使われている機器
| 機器 | LANでできること |
|---|---|
| パソコン | 社内システムや共有機器、インターネットへ接続する |
| プリンター・複合機 | ネットワーク経由で印刷データを受け取る |
| スイッチ | 複数の機器をケーブルでつなぐ |
| 共有ストレージ | ファイルを保存し、社内で共有する |
壁や床の情報コンセントにも同じ形の差込口があり、その先の配線を通ってネットワーク機器へつながります。




通信機器を動かすには電源も必要です。ACアダプターなどを使う製品のほか、PoE対応機器は、対応する給電ポートからLANケーブルを通して電力を受け取ることができます。
LAN端子に関するよくある質問
LAN端子がないパソコンは、どうつなぐ?
USB接続のLANアダプターや、LAN端子があるドックで接続することができます。パソコンのUSB端子・OSと、社内LANの通信速度に対応する製品を選んでください。USB-Cの場合も、データ通信に対応するポートを使います。
USB-LANアダプターは、パソコン側ではUSB、ネットワーク側ではEthernetで通信します。例えば2.5Gbpsで使いたいなら、アダプターのLAN側だけでなく、相手のスイッチと配線、パソコン側のUSB通信方式、OS・ドライバーへの対応も確認してください。「USB-C」という形の名前だけでは、通信性能は分かりません。
ケーブルが抜けないときは?
ツメを押しながらプラグ本体を持ち、差し込んだ方向に沿って外してください。開閉式のポートは機器の指定手順に従います。ツメが壊れている場合などは、コードを強く引いたり工具でこじったりせず、担当者へ相談してください。
ランプが点いていれば、インターネットも使える?
ランプは、直接つながる機器との接続・通信・速度などを示します。色や点滅の意味は製品によって異なります。インターネットの利用には、その先のネットワークや認証も関わるため、つながらない場合はパソコンの接続表示やエラーメッセージを確認してください。
説明書では、ランプの役割を「Link(接続)」「Activity(通信)」「Speed(速度)」などと呼ぶ場合があります。点灯で接続、点滅で通信を示す製品もありますが、色と速度の対応は共通ではありません。点滅していても目的のWebサイトや印刷が成功するとは限らないため、型番とランプの状態を記録し、説明書とパソコンの表示を見比べてください。
電話の差込口とは、どう見分ける?
このページで扱うLAN用は8極で、一般的な電話回線用には、よく似た6極の端子があります。接点が並ぶ幅と、LAN・TELなどの表示を見比べてください。IP電話機はLAN端子を使うので、電話機という用途だけでは接続方式を決められません。
同じ端子なら、どのケーブルでも同じ速さ?
速度は、パソコンと接続先の通信方式に加え、ケーブルのカテゴリ・長さや壁内配線の状態によって変わります。使いたい速度には、機器とその間の配線全体が対応している必要があります。
LANケーブルで、電源も送れる?
PoEに対応する給電機器と受電機器を、必要な条件を満たす配線でつなぐと、通信と給電を1本にまとめられます。ネットワークカメラやIP電話などで使う仕組みです。通常のパソコンをLANケーブルで充電する用途ではありません。