光ファイバーの端子には、小型のLC、角型のSC、複数の芯をまとめるMPOなどがあります。ネットワーク機器の光ポートや、配線をまとめる接続盤などで見かけます。
LC・SCなどは接続部の種類を表す名前です。機器に合うケーブルは、端子の形に加え、ファイバーの種類と端面の仕上げも一致している必要があります。
光ファイバー端子とは?
光ファイバー同士や、光ファイバーと通信機器をつなぐ部分です。形から端子名を確認すると、その名前を使って説明書や交換部品を探すことができます。




| 名称 | 外形の特徴 | 組み合わせるときに見ること |
|---|---|---|
| LC | 小型でツメがある。2個を並べたデュプレックス型もある | 単芯・2芯、端面仕上げ、送受信の接続先 |
| SC | 角型で、押し込んで接続する | 端面仕上げ、ファイバーの種類、相手機器 |
| MPO・MTP製品 | 横長の接合部に複数の芯をまとめる | 芯数、ガイドピン、キーの方向、極性、使用する機器 |
LC・SC・MPOの特徴と、端面の合わせ方
LCは小型で、多くのポートが並ぶ光モジュールなどに使われます。SCは角型の部分を押し引きして接続し、MPOは複数の光ファイバーをまとめて接続します。
「UPC」「APC」は、光が通る端面の研磨方式です。同じLC同士・SC同士でも、直接つなぐ両側の端面は同じ方式にそろえてください。UPCとAPCを直接かみ合わせると、光が正しく伝わらなかったり、端面を傷めたりするおそれがあります。
片端がUPC、もう片端がAPCのケーブルでも、それぞれの接続先は同じ研磨方式にそろえてください。
LC―SCケーブルや変換部材は、形の異なる接続口をつなぎます。ファイバーの種類を変えるものではないため、マルチモード・シングルモードなどの指定も確認してください。
光ファイバー端子が使われている機器
LCは光モジュール、SCは光の接続盤や対応するメディアコンバーターなどで見かけます。MPO・MTP製品は、ラック内の多芯配線や分岐接続などに使われます。
スイッチ対応モジュールを使用
光ケーブル例:LC-LC
相手のスイッチ方式・波長も照合2台のスイッチに光モジュールを挿し、LC―LCケーブルでつなぐ構成があります。LCという形だけでは選べないため、両端の機器とモジュールの通信方式・ファイバー種別に合わせてください。
光ファイバー端子に関するよくある質問
LCの2本のうち、どちらをどこに挿す?
2芯で送受信する接続では、片側の送信を相手側の受信へつなぎます。既設配線はラベルや配線図を基に担当者が接続を確認します。通信中のケーブルを試しに入れ替えることは避けてください。
2芯での接続は、「A側の送信→B側の受信」と「B側の送信→A側の受信」の二つの経路を作ります。1芯で両方向に通信するBiDiでは、異なる波長を使い、送信と受信の仕様が対になるモジュールを組み合わせます。単芯か2芯かは、「LC」という端子名だけでは決めることはできません。
MPOなら、芯数が違っても同じように使える?
MPOは芯数に加えて、位置合わせ用のガイドピン、極性、機器が使用する芯の位置も合わせて使います。交換や追加の際は、両端の品番と接続図から組み合わせを確認してください。
MPOの「極性」は、それぞれの芯が、反対側のどの位置へつながるかという条件です。芯が多数並んでいても、機器が通信に使う位置は方式によって異なります。ガイドピンとキーの適合に加え、送信用の位置から相手の受信用の位置へ届く配線かを、担当者が機器の接続図で確認します。
汚れはティッシュで拭けばよい?
ティッシュでは、微細な傷や汚れが端面に残るおそれがあります。端面に触れたり、のぞき込んだりせず、専用の検査・清掃工具を使える担当者へ依頼してください。