電話機やFAXの背面には、よく似た差込口がいくつか並んでいます。回線から来るコードをつなぐ口もあれば、受話器をつなぐ口もあり、それぞれに役割があります。
会社では、壁の差込口から直接つなぐほか、ひかり電話の対応機器や、ビジネスフォンの主装置を通してつなぐこともあります。端子の名前と、その先につながる機器を一緒に見ると、配線のつながりが分かります。
電話・FAXの接続先
FAXに「LINE」「TEL」と書かれた差込口がある場合、「LINE」は電話回線をつなぐための口、「TEL」は外付けの電話機をつなぐための口です。機種によっては「TEL」の代わりに「EXT」と表記されています。
対応する電話回線壁の口/電話用アダプター等
FAX・複合機LINE:回線入力
外付け電話機TEL/EXTから接続例えば、外付け電話機を接続できるFAXでは、壁の電話回線用の差込口や電話用アダプターから来たコードを、FAXの「LINE」へつなぎます。さらにFAXの「TEL」と電話機をつなぐと、FAXを間に挟んで電話機までつながります。
外付け電話機を接続できるかどうかは機種によって異なります。実際につなぐ際は、FAXの説明書にある接続図と、背面の端子名を見比べてください。
回線用・受話器用・LAN用のコードの違い
電話機には、本体と受話器を、くるくると巻かれたカールコードでつなぐものがあります。このコードを通して、受話器の音声をやり取りします。壁の電話回線から電話機までをつなぐコードとは、使う場所も内部の配線も違います。
| コード | つなぐ場所 | 交換するときに見る表示 |
|---|---|---|
| 電話回線用のコード | 回線側と、電話機・FAXのLINE端子 | 対応する回線・機器、芯数、結線方式 |
| 受話器コード | 電話機本体と受話器 | 電話機の対応品番、端子の形、結線方式 |
| LANケーブル | IP電話機などのネットワーク端子 | Ethernetへの対応、通信速度、必要な給電条件 |
複合機にも、印刷データを送るLAN端子と、電話回線を使うFAXの端子があります。ネットワーク印刷はLAN、電話回線でのFAX送受信はLINEへつなぐ回線を使うので、両方を利用する場合は、それぞれの接続を用意します。
LINE・TELの表示と、接続先の対応
ひかり電話を使う場合は、対応する機器の電話用アナログポートに、電話機やFAXをつなぐ構成があります。電話用の口がLANポートの近くに並んでいても、接続先は機器の接続図で指定された口です。電話コードを空いているLANポートへ挿さないでください。
会社のビジネスフォンには、主装置と専用電話機の間で独自の信号を使うものがあります。この線を通常のFAXへつなぐと故障につながるおそれがあるため、電話機につながっていたコードをFAXへ移すときは、事前に社内の担当者へ確認してください。
外付け電話機を追加するときも、FAXの接続図に沿って配線してください。分岐部材で回線を並列につなぐと、送受信に影響が出る機種があります。
既設配線を変える前に記録すること
配線を変更するときは、元の接続を写真に残しておきましょう。電話機やFAXの型番、端子の「LINE」「TEL」などの文字、壁側の差込口の番号が分かると、担当者も接続を調べやすくなります。
通話中やFAXの送受信中にコードを抜くと、通信が途切れます。会社で使っている回線の変更は、作業してよい時間も含めて担当者と相談してください。
電話ができるなら、FAXも必ず使える?
FAXを使うには、回線サービス、接続機器、FAXの設定が合っている必要があります。通話ができた後も、実際にFAXを送るテストと受け取るテストを行い、両方が使える状態かを確かめてください。
受話器コードを電話回線の延長に使える?
受話器コードは電話機本体と受話器をつなぐための製品です。電話回線を延長する場合は、接続する機器が指定する回線用コードを使ってください。