複合機・プリンター・コピー機の違い
複合機は、印刷・コピー・スキャンなどを1台で行える機器です。職場で「コピー機」と呼んでいても、パソコンから印刷したり、紙をPDFにしたりできるなら、複合機に当たります。
プリンターや印刷機との違いを、できることと使う場面から紹介します。

コピー・印刷・スキャンの違い
| 行いたいこと | 用意するもの | できあがるもの |
|---|---|---|
| コピー | 紙の原稿 | 原稿を写した、もう1部の紙 |
| 印刷 | パソコンなどの文書データ | 紙の文書 |
| スキャン | 紙の原稿 | PDFなどの電子データ |
紙の申込書をもう1部作るのがコピー、パソコンで作った請求書を紙に出すのが印刷、署名済みの契約書をPDFにするのがスキャンです。
複合機でできること

複合機なら、契約書をパソコンから印刷し、必要な部数をコピーして、署名後にスキャンして保存するところまで1台で行えます。FAXに対応した機種では、送受信もできます。
使える機能は、機種や追加オプションによって異なります。FAX、両面の読み取り、ホチキス留めなどが必要な場合は、見積もりに含まれているか確認してください。
プリンターとコピー機の役割

単機能プリンターは、印刷だけを行う機器です。受付で渡す書類や倉庫の帳票など、コピーやスキャンをせずに書類を印刷する場所に向いています。
「プリンター複合機」のように、名前にプリンターと付いていても、コピーやスキャンができる製品もあります。購入時は機能一覧で、必要な作業に対応しているか確認してください。
「コピー機」と「複写機」は、基本的には同じ意味です。職場では、コピー機能を備えた複合機も「コピー機」と呼ぶことがあります。
同じ原稿を大量に刷る「印刷機」

学校で同じ教材を何百部も刷るときなどには、孔版印刷機が使われます。原稿に合わせた版を作り、版の穴からインクを通して印刷する仕組みです。
印刷機には、版を使わないデジタル印刷機もあります。名称だけでは印刷方式までは分かりません。
同じ教材を大量に配る場合と、内容が異なる請求書を1件ずつ出す場合では、向いている機器が変わります。印刷量に加えて、同じ原稿を何部刷るかも機器を選ぶ基準になります。
複合機とプリンターの使い分け

共用の複合機でコピーやスキャンを行い、受付にはプリンターを置く方法もあります。複合機が会議資料の印刷で埋まっていても、受付では必要な書類を出せます。
印刷が少なく、共用機までの移動にも困っていなければ、1台にまとめてもよいでしょう。管理する機器や消耗品を増やさずに済みます。
印刷だけで足りる場所にはプリンター、紙をコピーしたりデータにしたりする場所には複合機というように、そこで行う仕事に合わせて選びましょう。