学校・教育機関での選び方
授業まであと少しなのに、配るプリントが出終わらない。学校で複合機を選ぶときは、月間の平均枚数だけでなく、授業や行事の前にどれだけ印刷するかを見てみましょう。
教材のページ数と配る人数が分かれば、準備に必要な時間を比べる出発点になります。

教材の量と印刷にかかる時間
教材の枚数と印刷時間
4ページの資料を30人へ配るなら、印刷するのは120ページ分です。同じものを3クラスへ配るなら360ページ分。集約せずに両面印刷すると紙は180枚になりますが、印刷する面は360面です。
1分間に25面ずつ連続印刷した場合、360÷25で14分24秒かかります。
※連続印刷部分のみ。データ処理、最初の1枚までの時間、用紙補充、仕上げの時間は含みません。
この条件では、授業まで10分だと間に合いません。教材の量と残り時間を当てはめると、どのくらいの速さを比べたいかが具体的になります。
大量の配布物と少量の印刷
同じ教材を多く配る仕事と、内容の違う書類を数枚ずつ出す仕事では、使いやすい機器が違います。校内の印刷機や複合機を役割で分け、必要に応じて外部へ依頼する方法もあります。
前日に出せる教材なら、まずは他の利用が少ない時間に印刷してみましょう。時間をずらしても共用機を長く使い、他の先生の印刷が止まるようなら、出力先を分ける理由になります。
用紙サイズと教材の見やすさ
A3の教材や掲示物を校内で作るなら、A3に対応する機種が必要です。カラーは、写真や色分けした図をモノクロにしても伝わるかを見て、必要な用途を決めてください。
複数ページを1面にまとめる集約印刷は、紙や印刷面を減らす方法ですが、文字や図も小さくなります。枚数を減らすために、児童・生徒が読みづらくならないことを優先しましょう。
補充から仕分けまでの手間
教材の印刷中に何度も紙を足しているなら、使うサイズの用紙をどれだけ入れられるかを見てください。数十部ずつホチキスで留めるなら、自動で留めるステープル機能も比較できます。使える用紙や綴じ枚数は装置によって異なります。
ページ順にそろって出てくるか、クラスごとの部数を取り分けやすいかも、普段の教材で試してみましょう。印刷後の作業を含めると、速度以外にも準備を楽にできるところが見つかります。
試験問題や成績の印刷
試験問題や個人情報を含む文書は、共用の排紙部に残さないことが大切です。本人が認証してから印刷する機能や、利用者の制限、印刷場所と回収方法を、学校の情報管理ルールに合わせて決めてください。
教材を時間までに用意する使い方と、見られる人を限る文書の使い方。その両方を試しておくと、速さだけでは分からない、学校に必要な機能を確かめられます。