印刷が遅い原因と対策
印刷が遅い場合は、最初の1枚が出るまで待つのか、印刷が始まってから遅いのか、ほかの人の出力を待っているのかを確認しましょう。待っている作業によって、試す方法が異なります。
異臭・煙・普段と違う異常な音がある場合は、試し刷りを続けず使用を中止してください。説明書の安全手順と保守窓口の案内に従いましょう。

1.本体の表示と印刷待ちの確認

操作パネルに、エラーや用紙・トナーに関する表示がないか確認してください。指定の用紙がトレイにないなど、操作や補給を待って停止している場合があります。表示に従い、利用者が対応してよい範囲で操作してください。
ほかの人が大量に印刷している場合は、その後ろで待っている可能性があります。繰り返し送り直すと出力が重複するため、順番を確認し、必要に応じて利用者どうしで時刻を調整しましょう。他の人の印刷を無断で取り消さないでください。
- 01ほかの人の印刷待ち

共有機が使用中で、自分の印刷は順番待ち。
- 02最初の1枚が出るまで

印刷操作の後、排紙トレイはまだ空。
- 03出始めてからの進みが遅い

紙は出ているが、出力の進みが遅い。
2.少量の文書で試す
本体が印刷できる状態なら、普段使う少量の文書を一度出してみましょう。パソコン、複合機、用紙、設定をそろえると、文書による違いを比べられます。
特定の文書だけ遅い場合は、その内容や容量、アプリ、印刷設定が確認対象になります。ファイル形式、ページ数、どの操作から待つかを記録してください。
少量の文書でも遅ければ、次の手順で別のパソコンからの印刷も比べてみましょう。
3.別のパソコンで比べる
社内で共有してよい文書を、印刷が許可された別のパソコンから出してみてください。用紙と設定は、可能な範囲でそろえましょう。
特定のパソコンだけ遅い場合は、その設定、アプリ、プリンタードライバー、接続経路も調査の対象です。複数のパソコンで遅い場合は、本体の状態と共通の通信経路も含めて、管理・保守担当者に相談できます。
この比較で分かるのは、同じ症状が出る範囲です。故障箇所を断定せず、試した条件と結果を担当者に伝えてください。
4.出始めと、印刷中の違い
最初の1枚まで長く待つ場合は、データ処理や待機状態からの復帰に時間がかかっていることがあります。朝一番だけか、続けて使うときも同じかを確認しましょう。
出力が始まってから遅い場合は、用紙や画質設定が普段と異なっていないか確かめてください。厚紙などの種類や設定に応じて、速度が変わる機種もあります。用紙補充や排紙物の回収による停止時間も、それぞれ記録しておきましょう。
高速化のために厚紙を普通紙として指定したり、必要な画質を無断で変えたりしないでください。設定方法は機種の説明書に従ってください。
5.試したことを担当者へ伝える

機種名、文書の種類、待っている作業、比較した結果をメモすると、担当者が状況を確認しやすくなります。
担当者へ伝えるメモ
使用機種:本体に書かれた型番困っていること:会議資料の印刷が始まるまで長く待つ文書:20ページのPDF試したこと:少量の文書は普段どおり。別のパソコンでも、このPDFは出始めが遅いそのほか:おおよその待ち時間、本体の表示、発生日時
文書を社外へ渡す必要がある場合は、社内の情報管理ルールに従ってください。
共有機の再起動、ドライバーの入れ替え、ネットワーク・セキュリティ設定の変更は、ほかの人にも影響します。独断で変更せず、管理・保守担当者と進めましょう。
買い替えや増設が役立つ場合
設定や接続に問題がなく、大量印刷が必要な時刻に間に合わない場合は、印刷速度や給紙容量の見直しが役立ちます。ほかの人の利用と重なる場合は、出力時刻の調整や別の機器の利用も検討できます。
特定の文書やパソコンに原因がある場合は、管理・保守担当者とその調整を進めてください。時間がかかる作業を確認してから、機器を替える必要があるか判断しましょう。